材質①
機械選定の際、何を加工するか重要なポイントの一つです。
S45C、50C、SS400・・・
やり取りをしておりますと非常によく聞く名前ですが、
その表記、数字の意味を書いていきたいと思います。
・S45C→SC材と言われ、Steel Carbon(炭素)の略。間の数字はどのくらい
炭素が含まれているかを表しています。例えば「45」は0.45%(前後)の含有量です。
軟鋼が0.2%に比べ多い為硬度や強度があり(炭素は多いほど硬い)、
成分表も規格にある為熱処理がしやすい、また材質が安定しやすい点が挙げられます。
更にそこまで高くなく市場に多く流通し、高い汎用性がある為、機械加工等によく使われる材質の1種です。
しかし溶接には向いていません。炭素量、硫黄、リンの含有量の多いものほど溶接性が悪く
SS400やSM材(溶接構造用圧延鋼材)を選ばれることが多いと思います。
今回はS45Cについて書いていきました。
どんな材質でどんな加工をするか、どこに使用するか、材質はとても奥が深いです。㋛