フライス盤
刃物が回転し、固定された材料を削る機械をフライス盤といいます。
対して旋盤は、材料が回転し、固定された刃物を押し当てて削ります。
フライス盤には、用途別に立型、横型、万能型があり、そのうち立型が市場の8割を占めているそうです。
立型フライス盤は、主軸が垂直方向に付いており、立方体素材などの平面加工、R面加工に適しています。
横型フライス盤は、主軸が水平方向に付いており、溝入れや切断、側面加工に適しています。
万能フライス盤は、主軸が180度回転するものや、横型タイプのバーチカルアタッチメント等により、立型・横型の両方の加工が可能で、テーブルが水平方向に旋回するものもあります。
また、テーブルや主軸の動作方式により、ひざ型、ラム型、ベッド型と分類され、ハンドル位置も、正面にあるタイプ、テーブル側面にあるタイプ、主軸変速がギアでするタイプ、無段変速のタイプ等、様々なフライス盤があります。