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CAD/CAM その4

今回はCAMの方を。さわりの部分はまた分けてお話しさせていただきます。

CAD/CAMの選定でと、時々ご相談を受けることがあります。
どのメーカーのが良いですか?と

答えは正直に有りません。なぜならお客様がどんな加工をするかによって変わりますから。
例えばNCフライスに付いてる対話加工の□・〇ポケット、傾斜、穴あけなどでしたらNCフライスで良い訳ですし、Gコード、マクロプログラムで手打ちで済みます。
加工が2次元なのか、2.5次元なのか3次元なのか?そこが問題でして。

マザトロールの事でも触れましたが、図の様な異形状の囲まれた範囲内を削る残すなら2次元で来ます。異形状のポケットでもどの深さで切っても異形状の範囲は変わりません。
しかし図の様な四角推台のポケットの場合、深さが変われば範囲も変わります。
これは2.5次元以上になります。

加工方法の中に等高線と言う加工方法が有りまして、凹形状の決めた深さで最大範囲
凸形状の決めた高さで最小範囲を刃物で加工する事です。(その中に荒・仕上げと分かれます)
1周する円弧加工をしたとします。それより1mm大きい円弧を1mm深く加工します。
それを繰り返すと荒い円柱が削り出されます。簡単に言うとこんな加工が等高線です
(深さが少しずつ変化すれば半円形になります。)

2次元加工は右上の上面図の左図の様な異形状であれ、これに深さ(高さ)が加われば形状になる加工です。
部品にもよりますが2.5次元加工が出来るCAD/CAMである程度加工できると思います。

あとはメーカーにも依りますが、得手不得手の加工方法が有ります。
走査線加工が簡単だとか範囲を決められるとか。

その辺りはまた次回に

中古機械・中古工作機械情報 ~ 工作機械の遠藤機械工業です (endokikai.com)

世間はすっかり冬。

そして今日はクリスマスですね。

トナカイが引いたソリにサンタが乗ってやってくる。

そんな当たり前の光景よりこんなサンタが良いと思うリーゼント印。

2020年12月25日