周速度
エンドミルやドリル、研磨機の砥石などの加工条件で出てきます周速度
周速は回転する物体の回転速度のことです。
周速=π×直径(mm)×回転数/1000
V=πDN/1000
V:周速(m/分)、D:直径(mm)、N:回転数(RPM-回転数/分)
例えば、直径が200mmで回転数が100RPMであれば、周速は、
V=3.14x200x100/1000=62.8m/minとなります。
※÷1000は直径がmm、周速がmなので、単位を合わせるための計算です。
NCプログラムを作成する方は回転数と送り速度を決めるのに刃物メーカーが出してるカタログ値を当てはめる方もおられれば、経験値って方もおられると思います。
メーカーは自社で材料に合わせて研究して最適値になるのをカタログに載せてますので。
昔のメーカーのカタログには回転数と一緒に周速度も載ってたりしました。
言葉で聞いたり見たりする周速度。
周速度とは、ある回転をする物体のある表面が回転軌道上(円周上)をどのくらいの速度で動いているのかを現したもの。
刃物の径が小さくなればなるほど回転数は上げますよね。
これは周速度が変わる為です。
Φ30とΦ1のエンドミル。刃先の1点で考えると時計の12時をスタート地点として1回転して12時に戻って1回転。
マシニング・NCフライス。汎用フライス等でも同じ事ですが、1回転をどちらも1秒で回って来るとします(回転数が同じ)
◎で言うと外丸も内丸も同時スタートで同時着ですが走る距離は外丸の方が長いですよね。
同じ時間で長い距離を走るという事は速度が速いのです。
つまり外丸の方が速度は速く、小さくなればなるほど距離が短くなるなるので速度ば遅くなります。
刃物の周速度が落ちるので切れないカケるのです。
材料に適した周速度を刃物メーカーは研究してますから周速度を同じにするには
周速=π×直径(mm)×回転数/1000
この式から直径が小さくなれば回転数を上げないと周速度を同じに保てないのです。
同じ様に研磨機の砥石
回転数は変えられませんよね。
新品の砥石とドレッサーして径の小さくなった砥石。
小さくなればなるほど周速度は落ちますよね。
仕上がり面にも影響しますし 左右の送り速度を落とさないと仕上がり面が悪くなり加工時間が増え 悪循環になります。
砥石の交換時期もバランスが大事です。
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研磨機の砥石は保護用の丸い紙が貼ってある辺りまで使えますよねなんて子も居たの思い出しました。
加工しながら気付いて考えるはずなのに、きちんと教えてあげなければと思ったリーゼント印