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深絞り

プレス加工の中で深絞りという技法は、一枚の金属板を切らず、溶接せず、円筒や四角に成形する高度な技法です。

身の回りを見渡せば、ライター、化粧品、文具、玩具、通信、自動車等、深絞りで作られた製品・部品が、実は沢山あるようです。

そしてプレス技術の究極的なものに、世界一細い注射針があります。

墨田区 岡野工業様が開発された、針の直径0.2mm、内径0.08mm 痛くない注射針として、世界的に有名な注射針です。

開発の経緯やご苦労は想像もつきませんが、先日その注射針を抜き終えた金属板を拝見する機会に恵まれ、手にとると、あまりに薄く、細く、まるで昔のネガフィルムのようでした。

正直、素人が見ても、この薄いフィルムみたいな板をどうやって加工するんだろう? と、ただただ感嘆符疑問符!?

技術って奥が深いい ですね。

 

2020年10月1日
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