ヤスリ その4
平のヤスリを使って平な面をヤスリ掛けをする時に、2面有りますがどちらの面で掛けてますか?
気にしてない方や、当てるポイントや削る形状によって裏表を使い分けてる方もおられると思います
(裏表と書いてますが実際はそんな言い方しないとおもいます・・・)
平の精密以外のヤスリって2面で形状がちょっと違います。
片面は平、その反対面は途中から先端に向かって緩い傾斜になってます。
こんな感じに
平面を出すのにせっかく平のヤスリを使ってるのにダレが出来ちゃう原因の一つに,
この面の選択が有ります。
先端に手を当てて面を削りますから、知らないうちにシーソーの様なかけ方になってダレがおこります。
わかっているので曲がってない平らな部分で削るよーって方もおられるのでは。
だったら先端の角度が付いてる部分の使い道が無いじゃないとお思いかと
実はヤスリ全体を当てたくない、部分的に平らな面を削りたい時に便利なのです。
傾斜面だけ当てて、根元の方を上げて削る。
これも練習有るのみですが・・・
一度ヤスリの側面を根元方向から見て下さい。
片面が先端に向かって傾いてるのがわかるので。
どうしてもわからない方は、どちらかの面を平らな鉄板や定盤や机の上に置いてみて下さい。保護用のビニールが巻いているヤスリはその部分が平らな面に当たらない様に逃がして置いて下さい。
その状態でヤスリの先端を指で面に押し当てた時に根元側がほんの少しだけ持ち上がる方の面が傾斜してる面です
人の体形に例えて真直ぐな面を「背」、傾斜してる面を「腹」なんて教えてもらいました
ヤスリ掛けは姿勢が大事と叩き込まれたリーゼント印