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エキセン(偏心加工)

 回転体や回転軸専門の加工をしている諸氏には「なんだ今更」と思うかもしれないが、我々にはあまり馴染みが無いので復習の意味もかねて説明していきたい、一寸退屈かも知れないがお付き合い願いたい・・先ずは言葉の意味から、エキセン曰くエキセントリックの略で「様子や行動が普通でない、奇矯なさま」となる、元は「中心から外れた」と言うギリシャ語から来ているらしいが偏心加工の意味からすると後者のほうがぴったりくるだろう・・・それでは本題のエキセン加工について例を挙げながら進めよう・・・偏心加工の代表的な例であるクランクシャフトの量産加工には、専用機を用いることが多い、試作品などの小ロット生産の場合は、CAMソフトなどで複雑な加工プログラムを作成するか、別段取りで偏心部分を主軸中心にしてチャッキングし、汎用的なターニングセンタや旋盤で加工する方法を取るのが一般的、最近では何処かの機械メーカーから対話形式のパラメーター入力で複雑な加工プログラムも容易に作成可能なものまで出てきたらしい、いったい何処まで進化するんだろう・・・?・・・まあ エキセン てーのは、機関車の車輪(回転運動を直線往復運動に変化)や自転車のペダルと考えれば良いわけさ。   

次回は何を載せようか思案中( ^ω^)・・・こうご期待

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2021年7月6日