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HSKシャンク

BTシャンクよりも高い精度を発揮する、中空タイプのシャンクです。
ドイツ語の Hohlschafte-Kegel(中空テーパーシャフト)の略で、テーパーの勾配角度が1/10テーパになるようにつくられています。

また中空のため遠心力の影響を受けにくく、高速加工にも対応可能です。

HSKシャンクはBBTシャンクとおなじ2面拘束タイプで、シャンクのテーパー部とフランジ部の2カ所で保持するため、工具のフレや振動に強く金型などの高精度加工で使われます。

BTシャンクで使われている プルスタッドはなく、シャンクの内部から外側に押しつけるようにしてクランプ(固定)します。
主軸の回転数が上がることでに、締めつけがより強くなります。
ATCでの、工具交換時間がみじかいのも特徴です。

2022年4月9日